ホルモンの影響(生理・妊娠等)



生理や妊娠している時は
ホルモンバランスが崩れてしまいがちです。
この影響で、胸にしこりができる症状が出る方がいます。

しこりを見つけてしまった場合、
まず頭に浮かぶのは「乳がん」ですが、
そのほとんどは癌ではありません。

しかし、放置すれば癌に移行するものもありますので
定期的な検査は必要でしょう。



ホルモンの影響で起きる「胸のしこり」

◆「繊維腺腫」
女性ホルモンの影響で胸の細胞が増殖してしまい、この結果しこりができることがあります。

「症状」
・しこりの表面がつるつるしていて滑らかである
・しこりがよく動く
・痛みはない
・乳頭分泌はない

「治療法」

しこりが小さい場合は定期検診をしながら経過観察を行いますが、
大きくなれば切除することがあります。
切除手術を行ったとしても、傷痕は目立ちませんので心配する必要はありません。

※入院は必要ありません。

悪性腫瘍の場合がある

繊維腺腫であれば心配はありません。
問題なのは、繊維腺腫に似た症状の「葉状腫瘍」であった場合です。

◆葉状腫瘍とは?
乳腺に2〜3センチのしこり(腫瘍)ができる病気です。
葉状腫瘍の8割は良性の腫瘍ですが、悪性の場合があるので注意が必要です。

「症状」
・しこりが大きくなる
・腫瘍とその皮膚周辺の境目がハッキリと分かれている
・表面に出っ張ってくることがある

葉状腫瘍の場合、切除の必要があります。
胸のしこりができた場合には自己診断せず、必ず外科へ行くようにしましょう。



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