胸のしこりのサイトです





ここでは、胸のしこりの原因・症状をはじめ、
検査方法と費用や、可能性のある病気と治療法など
分かりやすく詳しく解説しています。

赤ちゃんや、男性の胸のしこりについても書いていますので、
気になる方はご覧ください。



原因

性別年齢関係なく誰にでも胸にしこりができます。

胸のしこりの原因は
・乳がん
・繊維腺症
・乳腺症
・ホルモンの影響によるもの
・第二次性徴
があります。


⇒原因

症状

◆乳がんの場合
乳がんは自己チェックで発見できるガンです。

◆症状
・硬い
・コリコリしている
・動かない(良性であれば動く)
・しこりと周りの皮膚の境目がはっきりとしている
・悪性の場合はしこりの形があいまいで境界線がハッキリしない
・痛みがあるものとないものがある

◆しこりができやすい場所
・乳房の外側上部(全体の5割)
・乳房内側上部(全体の2割)
・乳房外側下部(全体の1割)


⇒症状

検査は何科?

胸のしこりの検査をする際は、「外科」を受診してください。
乳がんの検査を行うと最初から決まっている場合には
「乳腺科」もしくは「乳腺外科」を受診します。


多くの方が「乳がん」は婦人科を受診すると勘違いしているのですが、
実は受診科目は「外科」が正しいのです。

乳腺科や乳腺外科は乳がん専門の外科になりますから、
乳がんの検査をする、と決めている方はどちらかの科目を受診した方がいいでしょう。


⇒検査は何科?

検査方法と費用

保険診療になる検査と、自費診療になる検査があります。
自費診療の場合は病院によって費用に差があります。

病院によっては、超音波検査とマンモグラフィの検査を行って
4千円程度(保険診療による)のところもありますし、1万円程度のところもあります。

事前に確認してから病院を受診してもいいですね。


⇒検査方法と費用

繊維腺種

女性ホルモンに関係があるとされる良性の腫瘍で、15歳〜30代の女性に見られます。

◆原因
はっきりとしていません。

◆症状
・表面が滑らかで丸いしこりができます。
・しこりは触ると「つるっ」とした感覚で動き、痛みはありません。
・しこりと皮膚に境目がありません。
通常、しこりの大きさは2センチに満たないものですが、ごく稀に大きくなってしまう場合もあります。

◆治療
しこりが1センチ〜2センチの大きさのままであれば、特に治療は行いません。
しかししこりが大きくなっていくようであれば手術を行うこともあります。
※急激にしこりが大きくなった場合には、組織検査を行うこともあります。


繊維腺腫は『良性の腫瘍』と表現されることの多い病態ですが、
これは厳密に言うと「腫瘍」ではありません。

「退形成」と言って、正常な細胞が増え過ぎた状態のものです。
例えば、10代にしこりが見つかってそのまま経過観察していくうちに
しこりは消失している場合がほとんどです。

触診だけで経過観察となることもあるのですが、「葉状腫瘍」という
やや悪性の腫瘍である可能性もありますから、
もし40代以降であれば組織検査をした方がいいでしょう。



⇒繊維腺種

乳がん

胸のしこりの中で最も恐ろしい病気「乳がん」。
小葉組織や乳管組織に発生する悪性の腫瘍です。

女性の癌の中で一番多いのが乳がんで、
23人に1人が発症すると言われています。


⇒乳がん

乳腺症

乳腺疾患の中で一番多く見られる乳腺症は、
症状が乳がんに酷似しているので慌てる方が多いようです。

乳腺症の発生率は60%ほどで、食事や遺伝にも影響される乳腺の変化です。
乳腺症を発症するのは、30歳〜更年期までの女性です。


⇒乳腺症

ホルモンの影響(生理・妊娠等)

生理や妊娠している時はホルモンバランスが崩れてしまいがちです。
この影響で、胸にしこりができる症状が出る方がいます。

しこりを見つけてしまった場合、まず頭に浮かぶのは「乳がん」ですが、
そのほとんどは癌ではありません。

しかし、放置すれば癌に移行するものもありますので定期的な検査は必要でしょう。


⇒ホルモンの影響(生理・妊娠等)

赤ちゃん・子供の胸のしこり

赤ちゃんの胸にしこりができている場合、以下の可能性があります。

「早発乳房」

一次的な乳房の肥大で、2歳くらいまでに発生します。
原因不明ですが特に治療はせず、経過観察する場合がほとんどです。
※時間と共に軽快していきます。

「思春期早発症」
ホルモン分泌異常が原因で、身長の伸びが止まる・腋毛や初潮が年齢より早くに発生します。

「内分泌疾患」
乳房発達など二次性徴の他に、"低身長"や"肥満"などの症状が出ます。

また、赤ちゃんにも乳腺線維腺腫が見られることもあります。


⇒赤ちゃん・子供の胸のしこり

男性の胸のしこり

乳腺は女性にも男性にもあります。
ですからどちらにも「乳がん」になる可能性があるのです。
※女性の乳がん発生率の1/200〜1/300程度です。

男性の乳がんも女性のそれと見た目などあまり変わりはありません。

◆症状
・痛みがない
・片側の乳房にのみ症状が現れることが多い
・乳頭に変形が発生することがある
・乳頭異常分泌
・皮膚の潰瘍
・乳房陥没

女性に比べると、男性の乳ガンは発症する年齢が高く日本国内だと50代以降の男性に見られます。

男性の場合、胸にしこりができていても恥ずかしがったりそのままにしてしまうことが多い為、
発見が遅れることが多いのです。
(非常に珍しい疾患ではありますが、ガンが進行してからの発見が多い。)


⇒男性の胸のしこり



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